投資信託の勝率70%!? 学資保険と投資信託を比較してみました
「学資保険の利回りは低すぎる、だったら投資信託の方がいい」と聞きます。
この時に持ち出されるのが投資信託の平均年リターンを使ったシミュレーション。
確かに、年平均リターン通りにいけば投資信託の方が圧倒的なんですよね。
しかし、投資信託のリターンなんて年ごとに変わるもの。
それこそ、リーマンショックとか来てしまったら大変ですし・・・
そこで、今回は投資信託のリスクを考慮した上で、学資保険と投資信託の比較をしてみました。
あくまで過去の成績からですが、参考になるはずです。
この記事を読めば以下のことがわかります。
・投資信託が学資保険に勝つ確率
・投資信託選んだ場合の返戻金と確率
比較する商品・条件
商品や支払い方法などは上の表のように行います。。
以下、詳しく書いていきます。
学資保険代表:ソニー生命保険 学資保険(無配当) Ⅲ 型 22 歳満期(親の年齢30歳スタート)
調べたところ返戻率が一番高い商品がこれだったので選びました。(2019年4月調べ)
0歳から10歳までに月々15,540円の支払いを行い、18歳~22歳の間に毎年40万円かえって来るプランです。
総保険金額が1,864,800円で総返戻金が200万円、返礼率が107.2%となります。
詳しくは↓です。
投資信託代表:S&P500連動投資信託
S&P500とは簡単に言うとアメリカ版日経平均株価です。(詳しい方にはつっこまれると思いますが)
アメリカだからと言って買いにくいということはなく、投資信託を買える場所ならどこでも買える投資信託なので安心してくださいね。
なぜこれを選んだかというと、投資の神様ウォーレン・バフェットさんがおすすめしている銘柄だからです。
詳しくは省きますが、バフェットさんは数十年にわたり投資で利益を出しており、今では世界3位の富豪となっています。
そんな方の選ぶ銘柄、間違いなくいい成績になりますよね。
シミュレーション法としては1999年3月~2019年3月までの年平均リターン5.2%と年平均リターンのブレ18.7%を使って、明治安田のシミュレーターでシミュレーションをしました。※
リーマンショックが2008年なので、株価大暴落を受けた上での成績なので精度は高いと思います。
投資方法は0歳から18歳まで毎月決まった額を投資し、総投資額を学資保険の総保険額である1,864,800円となるようにしました。
この場合、月の投資額が8,633円となります。
※ここでいう年平均リターンのブレとは±でどのくらいの値動きをしたかを表しています。(株の世界ではリスクといいます)
この値は統計学を使って求めていて、66.7%の確率でその±の間に収まると言われています。
今回の場合ですと年リターンが66.7%の確率で5.2±18.7%=-13.5~23.9%に収まるとわかります。
値はmyINDEXの値を参考にしました。
明治安田のシミュレーターはモンテカルロ法でシミュレーションを行っています。
モンテカルロ法は年平均リターンとそのブレを使って利益を予測する際によく使われる手法です。
成績比較
結果がこちらです。
税金は考慮していません。
総払い込み金額は1,864,800円です。
すごい差がありますね。
30%の確率で投資信託は学資保険の約2倍もらえる計算です!
平均的な成績でも281万円。
学資保険の1.4倍です!
シミュレーターの関係で200万円ぴったしの確率はわかりませんでした。
この表からですと、ちょっと余裕を見て投資信託の勝率は70%と見積もっていればいいかなと思います。(これでも学資保険の1.1倍ですけどね)
河合塾の大学入試模試のB判定だった場合、合格率は65%です。
それを考えたら70%ならひと安心できる確率ですね!
(気になる方は)もし日経平均株価に投資をしていたら
先ほどはアメリカ版日経平均株価のS&P500で計算していました。
でも、日本人なら身近な日本株の投資信託に投資したくなりますよね?
そこで、日本株の投資信託として、日経平均株価に投資をしていた場合で計算してみました。
1999年3月~2019年3月の成績だと年平均リターン1.5%、リスク19.2%なのでこの値を使います。
計算結果がこちら。
平均的な成績でやっと損をしないぐらいです。
投資信託の勝率は35%ぐらいでしょうか?
河合塾の大学入試模試のD判定だった場合、合格率は35%です。
それを考えるとおすすめはできないです。
投資信託で子供の学費を貯めようと思ったら必ずS&P500にしましょう。
まとめ
計算した結果、S&P500に連動する投資信託なら70%の確率で学資保険に勝つことがわかりました。
もちろん、投資なので損する可能性もあります。
しかし、それを差し引いても魅力的な結果だったと思います。
ただし、日経平均株価に連動する投資信託だと35%と非常に低くなります。
このように、投資信託によって成績はバラバラなので選ぶ際には注意しましょう。
「選ぶのなんて難しい泣」って方はS&P500に連動する投資信託にしましょう。
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