【やってはいけない】外貨定期預金(1週間や1か月)キャンペーンは損! 計算してみました!
たまにの銀行から外貨定期預金のキャンペーンが来ますよね?
「今だけ米ドル1カ月物年利6%!」「特別金利!米ドル1週間もの年利11%!」みたいな感じで。
日本円ですと、定期預金ですら年利0.01%なっている現代ではとても魅力的ですよね~
短期間なので為替リスクが低いですし、キャンペーンなので「今やらないと損する!」って思ってしまいます。
僕も興味を持っていました。
しかし、調べていくうちに全然得をしないことにに気づいてしましました泣
そこで、今回はキャンペーンの実質利益を書いていきたいと思います
この記事を読めば以下のことがわかります。
- 外貨定期預金(1週間~1か月)であまり得をしない理由
- 実際の利益
外貨定期預金(1週間~1か月)で儲からない理由は両替手数料(為替手数料)
日本円で定期預金をすると手数料ってかからないですよね?
でも、外貨預金はかかってしまいます。
なぜなら円⇔外貨の両替があるためです。
海外旅行に行ったことある人ならわかるかと思いますが、両替には手数料がかかってしまいます。
具体的な両替手数料金
ではどのくらいかかるというと、メジャーな円⇔ドルで以下のようになっています。
代表として日本でのシェアNo.1の三菱UFJ銀行と同じく日本でネット銀行シェアNo.1の楽天銀行の値となっています。
三菱UFJはネットバンキングを使った場合です。
片道ごとに手数料がかかります。
往復で1ドルあたり0.5円。
記事を書いている2019年4月時点で1ドル=110円くらいなので、手数料は約0.45% となります。
この0.45%の影響で利益がほとんどなくなってしまいます。
損するか得をするか、1ドルを買った場合で実際に計算してみた
「本当に両替手数料だけで損するの?高金利だよ?」って思われるでしょう。
実際に計算してみました。
計算を簡単にするために1ドル=110円とし、値段が変わらないとします
シェアNo.1の三菱UFJ銀行の場合
今回は赤枠で囲った米ドル1か月物で計算します。
年利6%!と見せかけて、実は青枠内にある年利4.781%が実際の値となります。
これは利息に税金がかかるためです。
利息の税金は20.315%のためこうなります。
税率めっちゃ高いですよね泣
これでも給料にかかる税金より安いという・・・
話を戻します。
1か月物なので実際の利率は以下のようになります。
年利4.781%×1/12=0.3984%
これが今持っている1ドル=110円の利息率となります。
利息金を計算すると以下の値となります。
110円×利息0.3984%=0.438円(もらえる利息)
両替手数料は円→ドル、ドル→円となるので
円→ドル:0.25円+ドル→円:0.25円=0.5円(全手数料)
よって最終的な収支は
利息0.438円-手数料0.5円=-0.062円(最終的な利益)
はい、マイナスですね泣
ネット銀行シェアNo1楽天銀行の場合
続いて楽天銀行です。
利率も高いので期待できそうですよね。
では、計算していきます。
まず、年利は11.11%!ではなく税引き後の8.85%
もうだまされませんよね笑
1週間物なので、実際の利息率は
年利8.85%×7/365=0.170%
これが今持っている1ドル=110円の利息率となります。
利息金を計算すると以下の値となります。
110円×利息0.170%=0.187円(もらえる利息)
両替手数料は円→ドル、ドル→円となるので
円→ドル:0.25円+ドル→円:0.25円=0.5円(全手数料)
よって最終的な収支は
利息0.187円-手数料0.5円=-0.313円(最終的な利益)
はい、マイナスですね泣
しかも三菱UFJの時よりも金利がよかったのに最終的な損失がでかくなってしまいました泣
これは三菱UFJの時よりも短期間の定期預金だったためです。
金利が良くても期間が短い方が損をしやすくなるので気を付けた方がいいですね。
計算結果を見たら外貨預金なんてやりませんが笑
まとめ
まとめますと
・外貨定期預金短期キャンペーンは手数料のせいで損をする
となります。
具体亭な損の金額は計算結果を参照でお願いします。
計算してなかったら絶対に損してました笑
みなさんもキャンペーンだからって短期の外貨預金に手を出すのはやめましょうね!
「おとなしく長期の外貨預金にしようかな」って思った方!
キャンペーンでダメなら長期の外貨定期預金にしようかなって思いますよね?
それでも日本で定期預金するよりも利率が高いです。
しかし、外貨定期預金とほぼ同じことをしているのに外貨預金よりも儲かる方法があります。
僕はそっちをやっているので外貨預金をやることはしません。
詳しいことは記事を執筆中なのでお待ちください~